社長挨拶

株式会社久保建設は、この町に根差して１００年以上にわたって地域とともに歩んでまいりました。日頃より事業活動を応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。

建設業には、工程管理や原価管理など様々な管理業務がありますが、中でも大切なのが安全管理業務です。久万高原町という土地柄、見通しの悪い山道や足元が不安定な場所での工事も多いため、周囲に注意を促す看板やバリケード、転落・転倒防止設備を充実させています。また、直接的な事故予防はもちろんのこと、熱中症対策や感染症予防など、社員が健康でいられる環境を整えることで、安全衛生の水準の向上を図っています。

そして、社員の安全だけでなく、まちの安全を守ることが私たちの務めです。近年の異常気象による豪雨や豪雪、そして今後予想される南海トラフ地震などの災害に対しては、日頃からの備えが何より大切です。当社では、災害発生時に迅速に業務を再開させられるよう事業継続計画（BCP）を策定しています。定期的な防災訓練を実施し、緊急時の待機場所、備蓄、機材を備えた常設の防災拠点を設置しております。

また、私たちが暮らす久万高原町には、他の自治体と同様に人口減少の波が押し寄せています。事態の改善のために、まずは地域に雇用を創出し続けていくことが地元企業の務めであると考えております。そして、事業活動の他に、地域への取り組みも継続的に行っています。毎年、地元の小中学生に向けて田植え・稲刈り体験や防災学習等の出前授業を実施し、地域の祭事やイベントにも協力を続けています。この町のために、私たちにできることに全力で取り組み、これからも「クボケン」の愛称で地域に親しまれる存在でありたいと願っています。

久保 陽生